何かを「始める」よりも、「終える」ことの方が難しい。
それに関わってきた時間が長ければ長いほど、いろんな思いや感覚が交錯します。
こんなに時間もお金もエナジーも使ってきたのに、という悔しさや虚しさだったり、時間をかけて関わってきたからこそ想いが強くて寂しくなったり、心が空っぽになってしまうような感覚が怖くて、終える勇気が出なかったり…
状況によって、その人間関係によって、感覚はそれぞれですが、「納得いくように、綺麗に終える」ことは双方のタイミングもあるので、本当に芸術ワザですね。
無意識に、「何かが終わる」ことは悪いことだ、イヤなことだと嫌っていないでしょうか。
終わりと始まりは表裏一体。
何かが終わり壊れるからこそ、一度ゼロに戻り、新しく「今望んでいること」を創りだせるのです。
結婚(始まり)はいいけど離婚(終わり)はダメ?
そんなことはないですよね。
苦しみが「終わる」ことは救いでもあります。
「何かが終わること」に、心の中で(無意識の)抵抗があると、新しく何かを始めることにも(無意識の)抵抗が足を引っ張ります。
自分では気づかないレベルで、終わりも始まりも避けようとしてしまうのです。結果、状況は堂々巡りがずっと続いてしまいます。
何かが「終わる」ことは、何かが「新しく始まる」ということ。
終わりは悪者ではなく、希望でもあるのだということ。
私は長く続けていた講師としての仕事を、娘の出産を機に終えましたが、
もちろん寂しさはありましたが後悔はありません。
また関わりたい思いはあるけれど
「手放す時がきたんだな」という感覚でした。
静かな終わり。
その仕事を「終えた」ことで、今のプライベートセッションなどの新しい仕事に注力することができたし、新しい「あり方」をたくさん試してはその時にベストなバランスをとる、の繰り返しでした(´∀`)
手放したからこそできるようになったたくさんのこと。
このBlogもそのひとつです。
何かが「終わる」タイミングにある時、それはよーく心を見つめれば、耳をすませば自分の中で「分かる」はずです。
誤魔化せない違和感や身体のサイン、心が以前とは全く変わってしまったことに。
急に何かが降ってきたように「終わる」時も、自分の中では全く整理がつかないことでも、やっぱり「終わり」のタイミングだったのです。
何かが、どこかが、ズレたらはじきあう。単純に、エナジーが違う者同士は一緒にはいられない。磁石のNとSみたいに。
終わることで学びが始まる、こともあります。その場合も、やっぱり終わらないといけない。
何かが終わること、ゼロに戻ること、その豊かさを忘れずにいたいですね。
無意識の抵抗を手放し、「今起きていることは全てベスト!」なのだと信頼して、進みましょう。行きたいと願う方へ。
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