《I'm enough.》心から自分を認めたいと感じている方へ⑤世界をありのまま受け入れる

前回からの続きです!

 

前回の「自分を責めない」に続いて、その次に大切なのは「周りを責めない」「世界を批判しない」心を意識していくことです。

これは常に判断して無意識に裁いていく思考にとっては、とても難しいことです。

  

何をしていても、 していなくても、 何を感じても、「それでOK」でしたね。

何を感じても自分を受け入れる、

だからもちろん「何かを責めたくなる気持ち」もOKなのです。

「そんな心でいちゃダメだわ!」と自分を否定する必要はありません。

無理にポジティブにもっていこうとする必要もありません。

いろんな感覚が出てきて当たり前、揺らぐことが自然なのです。

「そう感じてるんだねえ」と自分の心の揺らぎにまず気づき、共感する。

それができるようになってきたら、その前提にある「周りを責めようとする心の働き」をさらにみてみましょう。

 

自分の周りで起きていること、全てに対して文句を言わない。

ニュースを見て、イライラしたりしない。なかなかキビシイですよね。

今の時期なら、中国の初動対応や、日本政府の対応に怒りを向けやすいかもしれません。

 

周りを責めることは、心にとってラクなことなんです。

「あなたは間違っている、私は正しい、私はこれ以上何もする必要はない、変わるべきはそっちでしょ」という感覚になれます。

自分の心と深く向き合わなくてもいいと感じられる。

自分の正しさと存在意義を感じられる。

だからラクだし、イライラしながらも実はちょっと心地いいんです。

 

でもこの態度を長く続けていくとどうなるでしょうか?

まず人間関係ならば、豊かな愛のある関係を築くことが難しくなります。

周りの状況や環境に対してならば、結局その心の状態は体にとってはストレスですから、体調を崩す可能性が高くなります。(私が昔イライラしやすい性格だったせいで慢性的に腹痛があったように)

 

あなたが何かに対して感じる「感情・感覚」と、「その状況を解決するために必要な行動」を冷静に分けて扱うことが大切です。

必要なことは考えなければいけませんが、それとあなたが感じる「怒り」「不安」などの感情的なエナジーは別問題なのです。

 

世界を批判せず、ただ「今そうである世界」を受けとめる。

人も状況も環境も何もかも。丸ごと愛する。世界と戦わない。

 

感じた思いは全て自分の中で受け入れます。

その上で、「感情」と「解決のための具体的な行動」 は、切り離します。

自分を責めない、相手も責めない、感じたことは素直に話し合う、話し合う場が持てないような関係ならば距離を置く。

 

 

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全ての感情は、愛をもとにしたバリエーションのひとつです。エナジーのグラデーションの違いです。赤(尊敬)もあれば青(嫉妬)もある。

でも、みんな愛からうまれていることに違いはないのです。手はひとつでも、指は五本あるのと同じ。その事実を常に認め、意識していると否定癖がなくなっていきます。

 

 

 

例えば 私たちがなかなかコントロールできない感情のひとつに恐怖や不安があります。

今の彼に捨てられるんじゃないか、誰にも愛されないんじゃないか、仕事がなくなるんじゃないか、お金は大丈夫か、事故に合わないか、などなど。ありとあらゆる恐れ、心配。

 

これも愛をもとにしたエナジーのグラデーションのひとつです。何への愛?

それは自分自身に対して、「いのち」そのものに対してです。

 

私たちは表面上(顕在意識上)、自分をキライだとか色々言っていたとしても、心の奥底では「いのち」を愛しています。

恐怖や心配、不安を感じやすい人ほど、見えない愛のエナジーをたくさん持っているのです!

「いのち」を大切に思っているから、恐れを感じるのです。

恐れやイライラはネガティブな感情でもなんでもありません。勝手に自分が「これはヨクナイ感情だ」と決めつけて、否定して問題化している、そのこと自体が苦しさの原因です。

 

 

恐怖や心配は、要するに、自分を大切に思っているということ。

大切に思っていなければ、いのちを愛していなければ、これからどうなるだろうかなんて考えませんからネ。

心は常に愛全開なのです。だからその愛を認めて、まるごとOKにしてしまいましょう。

恐れを感じて「これはヨクナイ感情だ」なんて決めつけをせずに、ただ愛があふれてきただけ(笑)だと気づいて、受けとめて、流していきましょう。 

 

どんな感情ともケンカしない、素直な心の感覚をまず受け入れる。これは本当に大切なことなので何度も繰り返し書いています。

ある感情を否定することは、自分の中にある愛、これからやってこようとしている愛を否定することと同じです。自分の一部否定は全否定と同じになるのです。

自分自身に愛のエナジーを送らない、という意思表示です。

すると自分の愛のエナジーが滞り、循環できなくなる=周りの人・状況・環境、全てを受けとめるということができなくなるのです。

 

自分にできていないことは、周りの人にもできません。

自分に許していないことは、周りの人がそれをするのを許せません。

自分の全ての感情(ほんとは全部愛だけど)を認められなければ、周りの人の機嫌に左右される人生が続きます。

 

自分に対して「もっと〇〇なら愛せます」と条件をつけてしまうなら、必ず周りの人にも同じことをしています。周りの誰を見ても、全部まるごとは愛せない。「もっとここがこうならいいのに」という欠点ばかり見てしまうのです。

「ありのまま」を認められない状態。心はこれが一番苦しいんです。

 

何を感じても、自分がその感情を否定せずに受けとめてあげられたら、周りの人や状況にも同じように思いやりをもてるようになります。

「あぁ、みんな同じなんだな」「同じように迷ったり苦しくなったり、色々あるけれど頑張っているんだな」と。

それぞれがちょっとずつアンバランス=ユニークで、でもそれでみんなのバランスがとれているんだな、と。

 

あなたはあなたを全うすればいいのです。自分の心の素直な感覚を認めて、自分の本質を認めるだけ。

世界を、自分を、まるごとありのまま認められたら、愛せたら…

どれだけ心がラクになることでしょうか。

 

頑張ることに逃げない、

「やった方がいいと思うこと」で人生をいっぱいにしない、

自分を責めずに素直な感覚の全てを受けとめる、

世界を責めて心を暗くしない。

 

合言葉は、何をしていても、 していなくても、 何を感じても、「それでOK」 (╹◡╹)

続きます!

 

 

 

 

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