前回からの続きです。
自分の本質を生きること。
それは「わたしはわたし。わたしらしくいられれば、それでいい」と、自分の本質の全てを、周りと比べることなく受け入れること。
自分にもともとない気質になろうとしたり、本当は望んでいないことを、人に合わせてやったりしないこと。
そしてその本質を表現していくこと。
人生は自分を愛する旅である、と感じます。
自分を新しく発見し続けて、愛し続ける旅。
でも、でも、どうしても仕事で自分にはない性格や能力を求められる…というならば、やはりそれは変えるべきは仕事だ、と思います。
自分で「チャレンジしたい、できるようになりたい!」とワクワク感じる能力なら別ですが。
恋愛も同じ。自分にはないものを求められる恋愛なんてうまくいくわけありません。「今のあなたが好き!」と感じる人は必ず!いるから!!
自分への自己非難&自己嫌悪をきっぱりやめてはじめて、周りの人をありのままに受け入れられるようになります。
自分は自分、その人はその人。どっちが精神的に優れているかとかではなく、その人のありのままをただ受けいれる。自分も変化し、その人も変化していく。その人が今の自分と合うかどうか、関わりたいかはまた別問題です。
でも存在を否定しない。
その人がその人であろうとする権利を奪わない。
その人がその人であろうとすることを尊重し、受け入れます。自分と同じように。その人の個性の表現として。
(そういう意識でいると、周りみんなが「あの人は怖い(苦手、裏表がある、厳しい)…」と感じていても、自分にとってはそうでもない、ということがよくありました。実際、そこまで気になるというのはあなたの心の一部の投影だったり、自分で抑圧している感情や価値観の片寄りを表しています)
あなたがそうやってありのままの自分を、条件付きじゃなく受け入れてもらいたいのと同じように。
「今のままのあなたでいい」
それは、純粋無垢な、持って生まれた本質のエナジーのままでいい、ということ。
〇〇が好きで、でも△△は苦手で…というのは変える必要はない、というより変えられません。
自分の受け取り方や考え方の癖などは変えていくことになるかもしれません。たくさんの「こうあるべき」という思いこみなど、手放した方がいいものもあるかもしれません。
(この思いこみが、「自分のことを認められない、好きになれない」と思いこませているのです)
まずは心の中で、批判的な愛のない言葉を使わないこと。自分を一切!責めないこと。
感情と分離して、静かな心で観察してみること。
「感情を客観的に見ることができる」ということは、感情をなかったことにしたり、無理やり抑えこんだりすることではなく、何かにぐーっと心が持っていかれそうな時や暗く沈んでしまいそうな時に、
「自分の今の受けとめ方に何か癖があるのではないか、もっと違う見方ができるんじゃないか」と視野を大きく広げて感情に執着しないことです。
そして心を穏やかに、 明るく保つこと。
あなたが世界をどれだけまるごと愛せるか、
批判せず受けとめることができるか、
その度合いと自分を愛することができる度合いは比例します。
あなた自身を、世界を、全てを、愛していますか?
自分を愛すること、それは人生の基本です。
学校で習うことはできない、独習カリキュラム。
そのためにも改めて、「自分の感情を客観的に見る」ことを徹底的に!意識してみてください☺︎
「へえ~…そう感じてるんだねえ、うんうん、分かったよー」と否定も押し込めもせず、認めてあげてください。共感してあげてください。
自分を愛するための、大切な心の習慣です。
受けいれなくてもいい、ただ「受けとめる」。
そう感じていることに気付くこと、自分の中の細やかな感情を拾ってあげること。
その場その場で、今いる場所で、出会う人、もの、出来事。
それは私の中の「なにか」をゆさぶり、強い感情を引き起こします。
そこに飲まれずに観察し、「あぁ、この思いに出会いたかったんだ」と感謝してまるごと受けとめる、愛する。
そこでうまれた感情は、ずーっとずーっと自分が抱えていたものなのです。
原因は小さい頃かもしれないし、失恋した時かもしれないし、覚えていないかもしれないし、家系的に受け継がれてきたものかもしれません。
無意識の領域に深く眠っていた思いこみに反することが引き金となってでてきたのかもしれません。
「本当の原因は自分には完全には分からないこと」と謙虚に受けとめて、一体化せずにただ観察、分離、統合。
(自分の素直な感覚に気付き(観察)、その感覚と一体化せず冷静に観て(分離)、その奥にある思いこみをゼロにして(自分と敵対するような感覚、否定してきたモノを許し受け入れる)統合する)
今この時期は、感染症に対して様々な感覚が出てくると思います。
恐怖、不安、哀しみ…
人類がずーっと感じてきた感覚です。そのひとつひとつ、感情そのものに飲まれずに、まず気付き、受けとめましょう。
未来の「こうあってほしい」というような希望や目標など、内側から沸き上がる(いわゆる前向きな)感情にも丁寧に気付いていきましょう。
本当の自分にとって何がいいことなのかは、今の自分には分からないですもんね。
その出来事、その感情がなければ表にでてくることがなかったそのエナジーは、統合しなければ(気付いて受けとめなければ)無意識の領域でこれからもずっと影響を受け続けていくということです。
そしてさらに大きな出来事やショックとして向き合うことになるかもしれません。
だから自分にとって苦しい感情だとしても、「今でよかった!でてきてくれてよかった!」なのです。
統合してしまえばその原因だった思いこみもぬけて、同じ反応は起こらなくなります。
自分にとって不快な感情は、さらに心を高く安定させるために統合する必要があるというサインだと、受けとめられるようになるといいですね。
私は過去にくよくよすることなく、未来を思い煩いすぎることなく、
その瞬間瞬間に感謝して過ごせる時、本当に深い幸せを感じます。
自分の心を愛し、大切にしているからこそ、心が「今」にあることを感じられる。
念のため復習☺︎
「すべき」ということはどんなことに対しても「全くない」です。
私のBlogを読んでくださる方は「精神的に成長しなければ!」という思いこみを持っている方が多いかもしれません(笑)
〇〇すべき、というその思いこそが結局は苦しさを生むのです。
自分を受けいれるべき、自分を愛するべき、そんな風に無理やりやろうとしても心は満たされません。
まずは自分の心の本音をちゃんと聞く、ちゃんと受けとめる。無理やりやろうとしていたなら、まずそのことに気付くことから。
日々のその繰り返しで、「わたし」という存在の本質が分かってくるようになります。
そしてその「わたし」を生かしたい、救いたいと感じるようになります。
その気持ちこそ、自分を愛したいという純粋な思い。
「自分を認める」とは、まず素直に「自分を愛したい」と思うことから、なのかもしれません。
頑張ることに逃げない、
「やった方がいいと思うこと」で人生をいっぱいにしない、
自分を責めずに素直な感覚の全てを受けとめる、
世界を責めて心を暗くしない、
自分にも相手にも光と影があることを知る、
自分の価値を認められるのは自分だけ、
理想や目標に縛られることなく「今この瞬間」を心地よく生きる。
Life is a self-loving journey.
あなたの旅が幸せなものでありますように。
長いシリーズになりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!(╹◡╹)