約13年、公に書くということを続けてきて
今思う「心地よく書き続けるために必要なこと」についてまとめてみました!
これは「自分の本質を生きるために必要なこと」と言い換えてもいいかもしれません。
ご自分が「やりたいこと」「表現したいこと」「仕事」「長く楽しみたいこと」など入れ替えて読んでみてくださいね。
心地よく書き続けるために必要なこと(前編)
①自分を知る
何はともあれ、まずはここから。
自分は何が好きで、何を表現したいのか。
その答えは外側から与えられることはありません。周りが何を言ってこようと、自分の内側から湧き上がってくる感覚が正解。
あることが得意である=やりたいことである、ということでもないのです。
得意だと好きだと感じるようになっていることが多いですが、
稀に違うケースもあります。
得意だから、周りに褒められ認められるからこそ手放せない、というケースですね。
この感覚に繊細に気付くためには、
些細な自分へのダメ出しを徹底的にやめないといけません。
自分で自分の感覚を「これはいいけど、これはダメ」とジャッジしていると、素直な感覚(これをやりたい!という思い)がでてきても、あっという間に天秤にかけられて落とされてしまいます。
「そんなのできないに決まってるでしょ」
「時間・お金がないから無理」
「誰もやってる人いないよ」
「周りから認められることなんてないよ」
………
理性と頭が全力で芽をつみとりにきます。(笑)
過去のデータだけで全て判断しようとする。
だから、自分の素直な感覚を、心の願いを、
まずは気付いて受けとめられる土壌を育てることが大事。
どんな思いも感覚も、まずは気付いて受けとめること。
また別の機会にも書いていきますね。
②試行錯誤しながら、バランスを見つけ続けること
特に女性にとって、自分にとって心地いいバランスを見つけることは、終わることのない調整のように感じるかもしれません。
なぜなら、女性は年齢によってたくさんの役割を求められやすいからです。
私が19歳の時に父が脳梗塞になり、そこからさまざまな病気を経て今年亡くなるまで14年間も家族で支え続けるという生活がありました。
その間には「今日いつ死んでもおかしくない」という危機が何度もあって、
そんな時には何を差し置いても家族のことが最優先になりますよね。
同棲・結婚と今の旦那さんと暮らし始めた時もやはりバランスを崩し、
百日咳にかかったりして長く外で仕事ができなくなったり。
家賃をだすためにフルタイムの仕事を選んだ結果、
他に家庭教師の仕事も残っていてさらに本の執筆も重なり
一番大切だった「毎日Blogを更新する」ということができなくなったり…
とにかく常に
「自分にとって本当に必要なこと」
「自分にとって大切で、最優先にやりたいこと」
は何なのかを問い続けてきました。
そしてその時に応じて、その素直な心の感覚を大切に生きられる選択をし直し、
バランスをとってきました。
合わないと思えばやめてきたし、
これはやりたいと思えばすぐに飛び込む。
旦那さんにも「よくそんなに仕事を変えられるねえ…」と言われた記憶が(笑)
でも私にとって「自分に誠実で、心地よく生きられること」は最優先すべきことでした。
ここ数年で一番大きな変化=バランスをとり直したのは
やはり出産し、母になった時です。
ようやく仕事と書きたいことのバランスが心地よくとれるようになった!と思ったのに
最初から全部またやり直し。(笑)
でもここにも大きなギフトがあったのです。
これもまた追々。
③感性をのばすこと
これは自分の心を心地よく整えることに通じます。
何かを表現したいと思う時、
それは何かによってインスパイアされることも多い。
良い意味で影響を受けること、
そのための時間を作ってみること。
好きなものにたくさん触れることです。
心地よい時間を過ごし、損得・勝負けの世界から出ること。
内側からの表現って、絞り出すものじゃなくて
溢れ出るもの。
だからこそ感性を刺激して自分の内側を満たすことが大切です。
④インプットの量は適度に
③でお伝えしたこととのバランスになるのですが、
自分の内側からの表現は、大抵の場合今までインプットしてきた知識や
経験から得た知恵からのミックスになることが多いです。
(私はその組み合わせ方にインスピレーションが降りてくる感覚です…でもごくたまに、「これどこから出てきたんだろう?」というアイディアに出会う時もあります)
全く完全なオリジナル、ということはほぼないでしょう。
今までの歴史上に残っている何かからの影響は避けられないし、
それが自然なことです。
でもだからこそ、過度に影響を受けすぎるとただのコピーとなり、
「あなただからこそできる表現」が消えてしまう可能性があります。
誰かを羨ましく思うがあまり、マネしすぎて自分のユニークさが消えてしまうとか…
そんな時は表現しようとしてもワクワクしてこないかもしれません。
何かを生み出すためのインプットはもちろん大事、
でもやりすぎも禁物。
私は20代後半から本を読む分量がかなり減りました。
より自分の経験から得たものを深く観るようになりました。
次回、後編↓に続きます!