《セルフケアシリーズ》、前回からの続きです。
「本当に欲しいものは、モノでも結果でもなくて、ある《心の状態》 である」
ということを、何度か書いてお伝えしてきました。
「ワクワクする」
「ハイテンションで楽しい」
「常に充実している」…
なんというか、「密度の高い心の感覚」を強く求めている方が多い、と感じるのです。その感覚こそが幸せなんだと。もちろん何を幸せと感じるのかは個人の自由ですが、この感覚(楽しい、ワクワク)に強い執着心が出てしまうと、満たされなくて苦しいという感覚の方が結果として支配的になってしまう可能性があります。
私の心の感覚は、基本的にニュートラルな心地よさに満たされた、静かな状態であることがほとんどです。「密度の高い心の感覚」を遊園地とするなら、誰もいない湖みたいな感じです(笑)
たまに風が渡ってきて、心地いいな〜という感じ。
基本的に幸せって、「苦しみがないこと」です。
ずっと頭痛がして苦しんで、でも次の日治ったら幸せですよね。イヤだと思っていた人と離れたら幸せですよね。
苦しみがあってはじめて幸せに気付く。
苦しみがなくなったら、またすぐに忘れて、幸せも忘れる。慣れてしまう。苦しんで、また思い出す。その繰り返し。
その「忘れる」「慣れる」という感覚に慣れなければ、いつだって穏やかな、静かな幸せを感じられるんです。
生きているだけでありがたい。今「苦」がないことがありがたい。今この瞬間が途方もなく豊かで、可能性しかないことがありがたい。
テンションの高い「楽し〜〜〜い!」という感覚じゃなくて、「じんわりとありがたい、ゆったりと心地いい」という感覚。心が落ち着いているから、何かをしようという集中したエナジーも生まれます。静かなワクワク感です。この感覚は持続できるのです。
遊園地マインド(笑)を感じ続けるのは至難です。それほどに「ハイ」な感覚を感じ続けるためには、「ロー」な感覚もセットになります。(時間が経って振り返れば、そのアップダウンがたくさんあったことこそが、「充実していた」と心が編集するのが面白いですが)
ジェットコースターのような心。私も10代の頃はこの心でしたが、とにかく疲れる!のです。
何かを通して 「楽しくて充実している心の状態」であることを24H目指すことは、心を苦しめます。
「ラクで心地いい」が長続きの秘訣です。
ゆるく日常を遊ぶ感覚。
頑張り過ぎない、無理しない、急がない。
その代わり、毎瞬、意識を研ぎすまして「苦がない」幸せをしっかり味わいましょう。穏やかな幸せに感謝して、その心地いい静かな感覚に慣れていきましょう。
身体の心地よさをもっと意識してみましょう。痛いところがあっても、そこ以外きちんと動いて働いてくれているのです。身体あってこその心。
「当たり前にそばにあるもの」にもう一度、感謝の目を向けてみましょう(^_^*)
その時の心の感覚が穏やかで心地いいことに、繊細に気づいてみてください。その感覚こそが、持続可能でいつだって触れることのできる幸せなんだと。
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