セルフケアについて、もっと深く掘り下げてみようと思います。
何度もセルフケアの大切さについてはお伝えしていますね。
↑この記事でお伝えしたのは以下の3つ。
自分の心が苦しくなることは、やめる。
身体がつらいときは、休む。
居心地のいい環境を本気で用意する。
基本的なことですが、やはり決断力と行動が必要です。
私が意識しているセルフケアは、物理・環境的な側面と、精神・ハートの面での側面と、もっと奥深いもの(家系的なもの)など多岐に渡ります。
少しずつ書き進めたいと思います(╹◡╹)
まずは「自分の感情・感覚にもっと意識的になること」。
日々の生活の中で、心の感覚というのはめまぐるしく変わっていきますね。
大きく分ければ「快」「不快」「中立(どちらでもない)」に分けられます。
「快」であればもっとそれが欲しいと「欲」がうまれるし、「不快」であれば避けようとする(「怒り」のバリエーション)。基本的な心の働きなので、それが「良い/悪い」という訳ではありません。この3つのうちのどれかを感じてしまうことをとめることは(まず)できません。
さらに心はどのタイムラインにも自由自在。「今」のことにも「過去」のことにも、さまざまな感覚を感じる(呼び起こす)ことも可能です。
つまり、自分の感情・感覚が「何に対して」反応してうまれているのか、それは意識的に気づいて整理していかないと、混乱しやすいということです。
実は「過去」のことを思い出して「イライラ」していたのに、その感覚に引きずられて怒りの沸点が低くなり、「今目の前にあること」へのイライラだと誤解してしまったり。
これは本当によくあることです。
心には、常に先に「何らかの感覚」があります。基本的には昨日の続きです。
それは寝起きの状態で感じられるでしょう。「今日はなんか明るい感じがするな」「今日は疲れも取れてなくてなんか重いな」など。この朝の最初の状態に引きずられます。
最初から心が「なんか重い」から、何を見ても「イライラ」したり「めんどくさい」という感覚が出てくるのです。
だから朝の心のケアが大事です。意識して欲しいのは「最初の感覚に判断をしないこと」。
「朝なんか体重いしスッと起きれなかった、〇〇しようと思ってたのにできなかった、なんてダメなんだろう…」と、朝から自分を責めない。
この心の小さな動きが、これからの心の動きを決めていってしまうのです。ドミノ倒しのように、「ダメな自分」探しが始まり、何を見ても落ち込んだり、過去のことを思い出してはまた自分を責めたり。始まりは本当に小さな心の動きなのです。
例えば心の感覚がなんか重いなと感じても、それを「ダメだ」「もっと明るくなければ」「もっと〇〇でありたいのに!」と、その感覚を非難したり悲しんだりイライラしなければ、なんの問題もないのです。
「今日はなんか重いな」と心の感覚に気づく。おしまい。(笑)
それでいいのです。理由を探す必要はないし(自分ではこれが理由だ!と思っていても、実はもっと違う過去からの感覚を重ねている場合も多いです)、無理にテンションを戻そう、あげようとしなくていいのです。
ただ気づいて、受けとめる。そこに不自然な力を加えない。
そのことは以前、この記事でもチラリと書きました。
無理に好きな気持ちを押し殺して諦めようとしたり、または頑張って誰かを好きになろうとしてみたりと、恋愛中は「自分の心をコントロールしようとする支配的な自分」が生まれやすいものです。それは人生全体にとっては危険なことです。
心(顕在意識)はとても支配的です。
「こうあれ」「こう感じなさい」と常に命令してくる謎の鬼教官(笑)が潜んでいます。まずその支配から出ること。それはあなたの「意思」ではありません。
鬼教官が自分自身の無意識の行動になってしまっていることに気づくことです。
ただ「今この瞬間の心の感覚」に気づいて、受けとめる。そこに不自然な力を加えない。理由を探さない。とめどない思考の連想ゲームが続いてしまうから。
今のあなたのその感覚に、何の判断も加えなければ、何の問題もないのです。その感覚は受けとめて「今はそう感じてるのね」と寄り添ってあげれば、自然に消えていきます。その繰り返しです。
悲しいなら悲しいままでいい。無理に普通でいようとすると、その感情は奥に追いやられて発酵(笑)してしまいます。元に戻るのにすごく時間がかかることになりますし、一旦忘れたふりができても「その感覚の純度のまま」何度でも思い出すことになります。
イライラしているなら、そう感じていることをまず客観的に受けとめます。イライラは「不快」な感覚が出てきただけで、「悪いもの」ではありません。ここでまた支配的に心に我慢させようとしないことです。まず自分の感覚に寄り添う。周りにぶつけても解決にはなりませんから、その衝動がおさまってから冷静に必要な対応を検討した方がずっと心の感覚がラクになるでしょう。
自分を無意識に責め倒している方はとても多いと感じます。その感覚が出てきた時は、「あれ、また出てきたよ鬼教官!笑」と気づいて、その感覚が出てきたことをさらに責める(二重責め)ことなく、ただ寄り添いましょう。その感覚も元をたどればあなたへの愛だったのです。
どんな感覚であっても、一気に消そうとしない、またはスルーしないことです。
心の感覚はどんなものでも、「見つめないと消えない」のです。
次回に続きます!
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