前回からの続きです。
もう少し前回の内容を補足します(╹◡╹)
まずはおさらいから!
「 ◯◯は良い、□□は悪い」など何かしら偏った価値観・思いこみがある
(ただし、表面意識では気づいていない)
↓
何かしらの出来事に、強い感情がうまれる
(イライラ・不快・悲しみや喜びなど全ての感情のグラデーションを含む)
↓
この感情に向き合うことで、前提の思いこみに気付ける
なぜこう感じるのか?
常識(と思っていること)に反してるから?
思いやりにかけた行動だから?
「◯◯すべき」「◯◯するのが当たり前」という自分の思いこみに何かしら反していたから、今の感情が生まれたんです(´-ω-`)
こう説明できる場合もあれば、よく分からない、という場合もあります。
「とにかくイヤだ」という怒り。強い不快感。(それはつまり、覚えていないくらい小さな頃の記憶が原因かもしれないし、自分でも無意識すぎる「当然の価値観」があるのかもしれません)
大切なことは、感情はものすごく重要なサインだということです!
だから苦しいからといって、その感情に向き合わずに無理やり蓋をして遊んで忘れる、なんてもったいないのです。心はどんな小さなことも、忘れることはないから、いつかまたぶり返します。ぐすぐず長引いている風邪みたいに。
小さな咳とか、鼻水レベルで(笑)すぐに対処すれば、それで終わるのです。
ではどう対処すればいいのでしょうか?
まず「でてきた感情をまた判断しない」ことです。
こんなこと感じちゃいけない、と蓋をしない。責めない。(私も昔は、自分のイライラ感情を「こんな風に感じちゃいけない、子どもじゃないんだから」と認めてあげず、押さえこもうとしていました)
思いこみの理由を今までの自分の人生から見つけられたら、それはすごくラッキーなこと。でも分からないこともあります。それを認めて、今この瞬間向き合うチャンスがあることに感謝しましょう。
「理由は分からないけど、今見せてくれてありがとう。この気持ち、苦しいね。一緒に手放そうね」
なんでもかけたい言葉を心の中でかけて、それ以上の感情の回転プロセスをとめましょう。冷静な心で、その感情を外側から見ている自分が、感情ごとまるごとの自分を抱きしめてあげるイメージです。
この「感情に気付いて、ちゃんと認めてあげる」ことは、さりげない心の動きですが、本当に本当に大切です。私自身も軽視していた部分でした。
自分の本当の感情に気づかないふりをしたり、認めなかったりということを何千回、何万回とやってきているうちに、私たちは自分の心が自分で分からなくなってしまうのです。
自分自身に嘘をつくことに慣れてしまう。
それは、自分の本質を隠すことに繋がります。
そうすると、人間関係も上手くいかなくなってしまうのです。
その感情も、状態も、出来事も、良いも悪いもなく、ただその状態であるだけ、ということを認めましょう。
判断するから苦しいのです。つい勝手に評価して一喜一憂してしまうけど、「今の私には分からないことかもしれない」ということを思い出して、思考を暴走させないように意識してみましょう。
思考は言葉であり、言葉には限界がありましたね。自分の全てを納得させる言葉を見つけるのは大変です。
四季の移ろいを眺めるように、心を俯瞰して見てみましょう。そうすると感情の波にのまれるんじゃなくて、その波を捕まえられるようになります。うまく乗れるようになってきます。 自分の世界がするするとうまく流れるように感じられてきます。
感情は、私を自由にしてくれる唯一の鍵なのです。
自分が「今この瞬間」どう感じているのか、意識的に、繊細に気付いていきましょう。それはとても瞑想的な状態です。本当の自分の心としっかり繋がりなおすためにも、感情が示してくれるヒントを怖がらずに受けとりましょう(╹◡╹)
今目の前にある感情としっかり向き合えば、必要な気付きが起きてきます。
手放すタイミングにあるエナジーが分かってきます。まずは、今この瞬間のあなたの心の素直な状態を、 ただ受けとめ愛すること。
自由な心は、自分が感じたことに抵抗も否定もしないし、戦いもしない。
ありのまま、ただそのままを認めていくだけです。
だから手放すこともできるようになるのです。
今の私の人生にも、もちろんいろいろあります。でも、別に外側の出来事が問題なわけじゃないのです。
その時に、自分の心が混乱してぐちゃぐちゃになること、そしてその事に抵抗してどうにかしようと戦おうとする、それが苦しさのおおもとです。今は外側で何が起きても、心はこのプロセス↓(思いこみをゼロに戻す)を辿れることが分かっているから、いつも幸せだし、安定しているのです。
それは思いこみがかなりぬければ勝手にそうなるし、このプロセスを練習しているうちにそうなっていく場合もあると思います。
最初は自分の今の人生で、分かる範囲から思いこみに気付いては外し、ということをやっているうちに、「どうにも原因がわからない」という感情に出会ったりして、今のパターンに落ち着きました。
原因が分からなくても、それを認めて手放す&統合することができます。
「良い・悪い」「◯◯は損・◯◯は得」という判断基準・思いこみがぬけるだけでもかなり大きな変化だと思います。すぐに「〇〇は良い、〇〇はダメ」と判断しようとしている自分に気づいたら、「今の自分には分からないこともあるよ」って優しく心に寄り添ってあげてくださいね。
それからもうひとつ。
今の自分を認めるために、過去を責める必要はどこにもありません!
新しい場所に船出するからって、今までいた海岸を爆破しなきゃいけないなんてことはありませんよね(笑)
「自分も世界もありのままを認める」からこそ、純粋な明るい気持ちで「この先はこうなりたいなあ」というエナジーが生まれます。明確な意思・意図です。それがこれからの流れを形作っていきます。
例えるなら、自分の体を「太ってる」だとか批判せずに、今の体に感謝しつつ、ヘルシーな食生活を楽しむ、みたいな感じですね。
「なんでこんなに二の腕にお肉が?(°_°)」なんて自分を責めなくても、ただ健康的な生活を楽しんで選ぶ、ということはできるのです。
「○○であってはいけない、○○であらねばならない→だからこうする」
という流れではないのです。
「○○でもOK!→でも楽しいからこうする」
という流れ。
これは雲泥の差があります。ほんとに!!
多くの方が無意識に、前者の流れで行動しているのです。そこには思いこみが前提にあります。思いこみがぬけてくると、実は心は基本的に明るい、ということも分かります。思いこみがあったから、わざわざ暗くなるような感情を選んでいただけ。
「いいなーこんな心になりたいなぁ、どうやったらなれるのかなあ」
というのは、ちょっと、いやかなり違います。
何かになろうとするのをやめた時に現れる心の状態だからです。
今までお伝えしてきたとおり、「〇〇が良い・悪い」というのは各自が自由に思いこんでOKで、ただ全てはそういう状態なだけで、そこにいいも悪いもないのでしたね。何を思いこんでもいい、それを許されていることが自由そのものです。
ということは、こういう心はいいけれどネガティヴな心はダメだ、なんてことも、もちろんありません!好きなだけネガティヴでいいのです。(笑)自由ですから。個人の趣味ですから。ネガティヴ全然OK、何も悪くありません。
(ここでネガティヴはいけないと思いこんでいるとさらに苦しくなりますよね)
私がシェアしたいのは、「こういう心をあなたも目指すべき!」では全くなくて、何かを思いこみから目指したり、自分を責めたりするのをやめた状態の心は本当に楽だよ、ということだけです。 どうか誤解なく伝わりますように。
ネガティヴな状態が苦しいのなら、自分の思いこみを手放していくことで楽になれます。感情は自分の心を自由にする鍵でしたね!
心を自由に戻すためには、まずその反応(感情・感覚)に気付き、意識の光をあてることです。
今この瞬間の自分を一番苦しくさせている思いこみはなんなのか。
少し時間をとって見つめてみましょう。
私たちの心はみんな、「満ち足りていたい」「愛されたい」と願っています。本当はこれこそ自己完結プログラムで、自分で自分を満たすことができるようになっています。というか、自分でしかできません。
つまり思いこみを外し、まずは自分の本質に気づく。そしてその「ありのまま」を変えようとしないことです。
思いこみがぬけていくと、本当に楽です。心も体も無理することなく、自分のペースでいられます。 心にどんな感情が浮かんできても、「こんなこと感じちゃいけない」 「こんなことしてはいけない」とフタをする心がないので、自分の本音がよく分かるようになります。 「そうか~そう感じるんだねえ」なんて自分と会話しているような感じです。
自分は何をしたいのか、
何を幸せと感じるのか。
自分の心とこれからどう生きていきたいか。
自分の本質ってなんなのだろう?
思いこみがあると(例えば〇〇は損、〇〇は得、のちのちお金になるような趣味をもつのが良い、〇〇の方が出会いがありそうだから〇〇する、費用対効果が高いことをやるべき、などなど)自分が本当にしたいことはなんなのか分からなくなりがちです。
自分の本当の気持ちにフタをすることにも慣れてしまっている。
私の場合、これからもずっとやっていきたいなあと思えることは、小さい頃からずっとやっていたことばかりでした。
「書くこと」は、「本を書くなら、それは売れる本にならなくてはいけない」という思いこみが強すぎた時は心から楽しめていませんでした。そうじゃないと(それを書いた私には)価値がない、という思いこみがあったんですね。
それがぬけたら「ただ書くこと」を気負わず楽しめるようになりました(*^^*)
ただ書くために書く、純粋な喜び!
その喜びは、私にしか分からない。自分が心から好きなことに、誰の許可もいらないのです。
思いこみがぬけても、ただ「自分の本質」が残るだけです。
純粋な自分のエナジー、「わたし」という存在と出会い直す感じです。その「わたし」は常識や思いこみに追いやられて、ずっと本音を言えなかったのです。
自分の本質の全てを認める。変えようとしない。
できる限りそれらを活かした生き方ができるように、自分を最大限応援する。
これは自分を愛するプロセスの全てです。
そこで自分と戦う(いわゆる常識や周りの期待・メディアのいう理想的な生き方に合わせようとする)と、結局は体調を崩したり、エナジーが枯渇してしまったり、上手くはいきません。
だって最初から無理してるんですから。
自分を大切にしてないんだから、そりゃあストレスもたまるってもんです(^_^;)
つくづく思いこみの力は凄い。「これだけが、現実!!」って思わせる力ですから。「自分に都合のいい現実なんか存在しない」という思いこみ、もしあるなと思ったら愛をもって統合してあげてくださいね。
本当は、ほんとにほんとに、生き方も何もかも自由で無限なんですよ♥︎
大事なことは、自分の本質は何なのか、それを否定せずしっかり認め、大切にしてあげることです。自分が「どうありたいのか」を、ちゃんと意識し続けることです。
自分が好きなこと(それをしているだけ、関わるだけで幸せ感が溢れてくるようなこと)に、周りの人にどう思われるかなど「他人の評価」を入れないことです。
(私が興味あることって基本的にマニアックで、学生の頃は同世代とは全く合わなかったです笑 だから話さない(共有しない)ことも多かったですね。でもそれでいいんです。まずは自分の中でしっかり認めて大切にすることが大事。分かり合える人は必ずいますから)
それができれば、自己完結プログラムですから常に満ち足りていられます。恋愛やモノなど外から満足を得ようとする必要もありません。
逆に、周りをいかに満たしてあげられるか、そのことを自然に考え行動できるようになります。パワーが勝手に溢れる感じです。
人助けは、まずは自分から。自分を愛するための人助け、になっていないか要注意。そういう人はお礼がなかったら怒り出したり、期待通りの反応がなかったらもんもん悩んだりするものです(笑)
パーフェクトである必要はないし、何かを成し遂げる必要もありません。
「好きなことをして成功しなきゃいけない」「好きなことを仕事にしないといけない(好きなことを仕事にすれば成功するはずだ)」も思いこみです。
働きやすい環境から選んだって全然かまわない。女性が働き続けることって、本当に周りからのサポート命ですからネ。
全てにおいて、心地よい距離感というものがあって、それは時と場合によって変わっていくものです。 思いこみがはずれると、自然にパワフルなエナジーがわいて、これからしたいことが明確になってきます。それは今の仕事と両立できることもあれば、ご縁があって違う仕事に変わったりということもあると思いますし、仕事ではない可能性ももちろんあります。
ただ関わっているだけで自分が癒され、エナジーがクリアになり、さらにどんどんエナジーが湧いてくるような、嬉しい気持ちが続く…そんなイメージです。
思いこみがぬけた自由な自分
=静かで、全てを受けとめる広大なスペースであり、
その中を自由に力強く動く、情熱的なエナジーでもある。
言葉は全体性を表せないので、表現すること自体が難しいのですが…
今の私の感覚はこんな感じです。
まるっきり空っぽで、いろんなエナジーが舞い込んでくる場所、そして新しく豊かに生みだされる場所。静と動、全てが同時に起こっている。
ただ心が気になること、ご縁があること、ずっとしていたいなと思うこと、大切な人と過ごす時間…それらに触れる時間を大切にして、自分の中のエナジーをクリアにしていきましょう。
それは「本来の、自然な自分に戻っていく」感覚です。
これ以上何も足す必要はありません。
全て今ここ、今の自分にそろっています。
今すぐ、自分の本質を認めましょう。周りに合わせなくていいのです。周りの無意識の期待にこれ以上応えようと頑張らなくていいのです。
すぐに活かせなくても、「分かっている」だけでかなり自分を救えます。
今このタイミングだからこそ気付ける自分の感覚に、繊細に意識の光を当てていきましょう。
次回に続きます!